みなさま、残暑お見舞い申し上げます。
熊本市で気が整う食空間をデザインする テーブルコーディネート、パンと料理、歳時記(年中行事)の教室を主宰しておりますミルメルシーです。
暦の上では立秋を過ぎましたが、まだまだ厳しい暑さが続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今週はお盆に入りますね。
我が家は7月にお盆を迎えたのですが、全国的には8月にお盆を迎えるご家庭も多いのではないでしょうか?
お盆は、ご先祖様の精霊(しょうりょう)をお迎えし、日頃の感謝を込めておもてなしをする、歳時記(年中行事)の中でも日本の大切な風習です。
そんなお盆のしつらえに欠かせないのが「精霊馬(しょうりょううま)」です。

前回の季節の行事と行事ごはんの「夏の行事の会」でもお伝えしたお飾りですが、みなさまご存じですか?
会のときは時期が少し早かったため、画像のような置物をお飾りしていましたが、本来はきゅうりとなすに竹串を挿して作る、おなじみのあのお飾りです。
精霊馬に込められた意味
なぜお飾りするのか意味をご存じですか?
精霊馬には、ご先祖様への温かい思いやりが込められています。
私はこの意味を初めて知ったとき、ご先祖様を想う人のやさしさや愛を感じました。
・きゅうり
足の速い「馬」に見立てています。
ご先祖さまが少しでも早く我が家へ帰ってこられますようにという願いが込められています。
・なす
ゆっくり歩く「牛」に見立てています。
お盆が終わったら、名残惜しいので、ゆっくりお帰りになってくださいという願いが込められています。
お盆の行きと帰りで違う乗り物に乗るようお迎えする風習です。
精霊馬の作り方
特別な材料は必要ありません。身近な食材で簡単に作ることができます。
【材料】
- きゅうり:1本
- なす:1本
- 竹串:8本
【作り方】
きゅうりとなすのヘタを上にして、安定して立つ向きを決めます。
足に見立てた竹串4本を、それぞれの底面に少し斜め(ハの字)になるように挿します。
この時、竹串が長いようでしたら、カットし挿してくださいね。

作る日・お飾りする期間
精霊馬は、8月13日の迎え盆に合わせて作り、16日の送り盆まで大切にお飾りします。
この酷暑で痛みやすいので、13日当日か前日の夜に作るとよいですね。
<お盆のスケジュール>
13日 ご先祖さまをお迎えする
14,15日 ご先祖さまと一緒に過ごす
16日 ご先祖さまをお送りする(お帰りになる)
仏壇がない場合はどこにお飾りする?
最近は我が家も含め、仏壇がないご家庭も多いですよね。
そんなときは、ご家族が集まるリビングや、和室などの落ち着いた場所にお飾りすれば大丈夫です。
テーブルやチェストの上に、半紙やお盆(トレー)を敷いて精霊馬を乗せるだけで、温かいお迎えのしつらえになります。
大切なのは「心を込めてお迎えする気持ち」です。ぜひ身近な場所に飾ってみてくださいね。
今年のお盆は、手作りの精霊馬を飾って、心静かにご先祖様をお迎えしてみませんか?
ご家族で楽しく作るのも、温かい供養になると思います。
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